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[87] 文春ミステリーベスト10 Name:I藤 Date:2017/10/24(火) 11:05 [ 返信 ]
週刊文春からミステリーランキングへの投票を依頼されました。
ランキング対象は、
奥付の発行日が2016年11月1日から2017年10月31日までの、日本国内で刊行された作品で、
「皆様それぞれが「ミステリー」とお考えになる作品」
です。
国内、海外それぞれ1位から5位まで投票することになります。

投票する作品を決めたいので、推理研内でまず投票し、それを集計して投票したいと思います。

国内、海外もしくはその一方のランキング(最大10位まで)を投票してください。
1位から順に10点、9点と点数をつけていきます。
その点数を集計していき、順位をつけて投票します。
また、投票する作品には一行程度の寸評をつけてください。

締め切りは、11月2日でお願いします。

[89] RE:文春ミステリーベスト10 Name:I藤 MAIL Date:2017/10/26(木) 10:32
参考までに例会で扱った新刊を書いときますね。

(国内)
『血縁』長岡弘樹
『双蛇密室』早坂吝
『あとは野となれ大和撫子』宮内悠介
『おまえのすべてが燃え上がる』竹宮ゆゆこ
『ルビンの壺が割れた』宿野かほる
『三つの悪夢と階段室の女王』増田忠則
『ドローン探偵と世界の終わりの館』早坂吝

(海外)
『聖エセルドレダ女学院の殺人』ジュリー・ペリー
『母の記憶に』ケン・リュウ
『書架の探偵』ジーン・ウルフ

何か忘れていたら書き込んでください。
あと僕とo川さんしか書き込んでいませんが2017年新刊感想を参考にしてもよいかもしれません。

[92] RE:文春ミステリーベスト10 Name:m谷 Date:2017/10/31(火) 13:27
海外一位
「ジャックグラス伝」
冒頭の読者への挑戦で犯人の名が明かされる。しかしだからこそ二話では犯行方法が、三話では動機が分からない。そこにSF要素を組み込み、納得のいく解決をしている。ミステリ寄りのSFミステリ


他は思いつかなかったのでとりあえずこれで


[95] RE:文春ミステリーベスト10 Name:DASU Date:2017/11/02(木) 21:09
私の性格上国内しか読んでいない(読めていない)ので…
第1位『禁じられたジュリエット』
第2位『ディリュージョン社の提供でお送りします』
第3位『開化鐡道探偵』
第4位『双蛇密室』
第5位『狩人の悪夢』
第6位『七人の名探偵』
第7位『探偵さえいなければ』

とりあえずこんな感じです。他にも何冊か新刊を読んだ気がしましたが取り立ててここに載せる必要はないと思いました。

[97] RE:文春ミステリーベスト10 Name:I藤 MAIL Date:2017/11/02(木) 23:17
文春に送るときに参考にするのでできれば寸評を書いてほしい。こんな感じで。

(国内)もっと読みたかった……。

1位『双蛇密室』早坂吝
この構図は早坂吝にしか描けない。
2位『狩人の悪夢』有栖川有栖
ロジックがいい、それに尽きる。
3位『巨大幽霊マンモス事件』二階堂黎人
密室殺人の構図は上手。ただしアンフェア感は残る。
4位『屍人荘の殺人』今村昌弘
クローズドサークルの設定を利用したトリックはうまい。僕は嫌いです。
5位『マツリカ・マトリョシカ』相沢沙呼
これも密室。人が死なないことがトリックに活かされていてグッド。
6位『ブルーローズは眠らない』市川憂人
前作と比較してフェアではないがSF設定を活かしたトリックはさすがにお見事。
7位『血縁』長岡弘樹
伏線がピリッと効いた短編集。
8位『浜中刑事の迷走と幸運』小島正樹
倒叙物でハウダニット一本勝負。分量の割に……という気がした。
9位『ドローン探偵と世界の終わりの館』早坂吝
フェアプレイを置き去りにしたメインのネタは一読の価値あり。密室もよい。
10位『NO推理、NO探偵?』柾木政宗
ここまでやり切ったことは評価に値する。

(海外)特になし。ジャックグラス伝と13.67は読みたかった。

[98] RE:文春ミステリーベスト10 Name:T谷 Date:2017/11/02(木) 23:24
(国内)
1位『狩人の悪夢』有栖川有栖
安定感があって面白かったです。もう少しコンパクトだともっと良かったと思います。
2位『双蛇密室』早坂吝
素直に驚けたのは良かったです。ただ、言い訳がましい部分がその素直に驚けた部分の良さを半減している気がします。
3位『ブルーローズは眠らない』市川憂人
素直に驚けた部分と納得できない部分がありました。
4位『血縁』長岡弘樹
犯人が分かっても、ゾクッとする要素があるのが上手だと思います。

(海外)
読んでないです。

今回、ミステリ且つある程度面白かった作品にだけ投票した結果、4作品になってしまい悲しいです…。


[99] RE:文春ミステリーベスト10 Name:syaiha Date:2017/11/02(木) 23:59
1屍人荘
設定が好きです
2悪魔を憐れむ
ポルターガイストの話が二転三転して面白かったです
3狩人の悪夢
推理が好きです
4少女は夜を綴らない
エンタメ性が高かった。
5黙視論
ハートウォーミング系。伏線が割と細かい。
6上海殺人人形
最初の話のトリックは滅茶苦茶面白いです。
7白霧学舎探偵倶楽部
青春系。推理が少し強引すぎる気がします。
8盤上の向日葵
将棋×社会派ミステリ 将棋部分は面白かったです。
9救ってみろと放課後は言う
青春系。オチが良いです。
10ワルツを踊ろう
「最凶最悪のどんでん返し」でした

[100] RE:文春ミステリーベスト10 Name:o川 Date:2017/11/03(金) 00:01
1.禁じられたジュリエット
賛否は両論あるかもしれないけれども、「毒にも薬にもならない」という評価から最も遠い作品がこの作品。こんな作品をよく世に出せたという気概を評価して1位に。最後の暗誦シーンがめちゃくちゃ熱い!


2.ブルーローズは眠らない
この作品では「犯行動機」、「叙述トリックの扱い方」、「謎の魅力」の3点を特に高く評価したい。作品の構成としては『邪魅の雫』を想起させられた。『邪魅の雫』も邪魅の雫という毒薬が犯人に犯行を起こさせるというある意味その毒薬自体が主人公的な話だが、この物語も青いバラがジャスパーを連続殺人犯にしてしまったという点では共通性がある。そして、まるで、ブルーローズこそが全ての犯人を操っていたかのように最後にジャスパーをブルーローズが殺害する。タイトルにも冠している通り「ブルーローズ」こそが本作の主人公であり、真犯人であったのではないか、エリックやアイリスも青いバラに操られていたに過ぎなかったのではないか、と考えさせられて非常に面白い。フランキー博士の青い薔薇に対しての「一言目に『美しい』と口にしたものは誰もいなかった。(略)人は美より先に恐怖を感じてしまうらしいな」というセリフが蘇る。題もこの題以外あり得ない。

3.屍人荘の殺人
ロジックもストーリーも両方とも面白く、ミステリを読む人には勿論、読まない人にも薦めたい作品。大体ミステリ読者なんていうものはどんな真相でももう驚かなくなってきているけれども、この真相には驚くこと間違いなし。ホラーサスペンスとしても面白い。

4.探偵が早すぎる
「探偵が殺人事件を未然に解決する」といったアイデア自体は珍しくないのですが、それにもかかわらず不思議と独創性・新規性を感じてしまう。「いかにして事件を未然に防ぐのか」という問題のその処理の仕方がスマートすぎて、読んでいて素直に面白い。

5.Y駅発深夜バス
特に「九人病」が秀逸。ただ幻想小説とミステリの融合デあるだけでなく、技巧的にすごく良く出来た作品。

6.開化鉄道探偵
時代物はあまり得意ではないけれども、すごく読みやすかったので時代ものが苦手な人には是非読んでほしい。ミステリにおいて探偵がなぜ謎を解くのかというのはとても大事なんだけれども、「日本を発展させるために謎を解く」というこの設定がすごく良い。
あと、キャラクターが皆カッコよくて熱い場面が多い! 少年漫画が好きな人にもオススメ。「あとがき」も良い。

7.滑らかな虹
ミステリとしても完成度が高いが、何より評価したいのはそのキャラクターの描き方。読み手によってある伽rファクターが善人になったり悪人にもなったりして、読む人それぞれによってキャラクターを自由に解釈できるこの「ゆとり」があるのがすごく良い。

8.悪魔を憐れむ
本格的なホワイダニット。心理を読み解いていく過程はまさに職人技。会話ややり取りがコミカルな分かえって重たく、短編集ながら読み応えがある。

9.ひとり吹奏楽部
ミステリ要素は薄いけれども青春小説として傑作。ミステリの核となる事件部分だけでなく、その周辺を描いた小説として素晴らしい出来だった。作者のビジネスマンとしての知見も生かした短編集。

10.紅城奇譚
戦国時代の乱世を舞台にした時代ミステリの連作短編集。謎の魅力も抜群でロジックもしっかりしている。単なる時代小説+ミステリにとどまらず「もうひとひねり」加えてきているところもポイントが高い。

[海外]

今年の海外はかなりハイレベルだった。正直なところ、国内と海外を分けなければ上位5位は海外が独占するレベル。今年の海外は本当にすごかった。

1.雪と毒杯
雪の山荘ものでオーソドックスな本格ミステリ、だけでなくコージーミステリ的な側面もある一冊。でっかいトリックが2つも使われていて、なかなか読みごたえがある。設定も話の運び方ももはや名人芸で、圧倒的。リーダビリティが高いだけでなくミステリとしても一級品。

2.黒い睡蓮
読書というよりも最早イリュージョンといった方がいいかもしれない。ミステリとして、物語としてその美しさに打ちのめされる。翻訳ものとは思えないくらい文章は読みやすく、ある「仕掛け」も抜群の味。ラストも胸熱。

3.湖畔荘
これほど読むのが辛かった話はない。読みにくかったのではなく、読み終わってしまうのが嫌だった。ずっと読んでいたいと思わせる作品。特に悪役をただの悪役として描かずに、単純な勧善懲悪ものになっていないところが良い。悪役に感情移入してもかなり楽しめる。とにかく読み終わってしまって寂しいの一言。翻訳者の技量もすごい。

4.東の果て、夜へ
黒人社会のクライムミステリ。話としては非常に面白かったのだけれども、主人公の造形に疑問を感じてこの順位に。情景描写は綺麗で、ラストの余韻も素晴らしい。とても印象に残った作品。

5.13・67
濃い。とにかく濃い。社会派ミステリ、本格ミステリ、エンターテイメントどの方面から見ても一級品のあまりにも濃厚な一冊。香港という町についての知見も深まる。


6.キリング・ゲーム
刑事と犯人の視点が交互に語られるミステリ。クライマックスでガンガン読ませてきて、読み終わっても続きがすぐに読みたくなる。

7.スティール・キス
家電を操作して殺人を起こし、それを科学捜査で追うという面白い設定。さすがともいうべき職人技によって語られる本格ミステリ。

8.渇きと偽り
探偵役が憎まれているオーストラリアを舞台に、現在と過去を振り返りながら探偵が自分のアイデンティティを取り戻していく。伏線の張り方が秀逸で、これでもかこれでもかと回収されていく様は圧巻。舞台設定がラストに綺麗に生かされているのも素晴らしい。

9.悪魔の星
ゲームを取り入れたミステリはたくさんあっても、「ここまでゲームを機能させているのか!」とここまで唸らされるのは今までになかった。後半はミステリとして非常に優秀。

10.聖エルドレダ女学院の殺人
少女達たちが大人相手に芝居を続けていくのが可愛い。推理に恋に友情に、盛りだくさんな一冊。



  



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