mmcbbs(改)


[ HOME掲示板TOP一覧表示ツリー表示トピック表示新規投稿記事検索記事修正・削除携帯用URL管理用 ]


[87] 文春ミステリーベスト10 Name:I藤 Date:2017/10/24(火) 11:05 [ 返信 ]
週刊文春からミステリーランキングへの投票を依頼されました。
ランキング対象は、
奥付の発行日が2016年11月1日から2017年10月31日までの、日本国内で刊行された作品で、
「皆様それぞれが「ミステリー」とお考えになる作品」
です。
国内、海外それぞれ1位から5位まで投票することになります。

投票する作品を決めたいので、推理研内でまず投票し、それを集計して投票したいと思います。

国内、海外もしくはその一方のランキング(最大10位まで)を投票してください。
1位から順に10点、9点と点数をつけていきます。
その点数を集計していき、順位をつけて投票します。
また、投票する作品には一行程度の寸評をつけてください。

締め切りは、11月2日でお願いします。

[89] RE:文春ミステリーベスト10 Name:I藤 MAIL Date:2017/10/26(木) 10:32
参考までに例会で扱った新刊を書いときますね。

(国内)
『血縁』長岡弘樹
『双蛇密室』早坂吝
『あとは野となれ大和撫子』宮内悠介
『おまえのすべてが燃え上がる』竹宮ゆゆこ
『ルビンの壺が割れた』宿野かほる
『三つの悪夢と階段室の女王』増田忠則
『ドローン探偵と世界の終わりの館』早坂吝

(海外)
『聖エセルドレダ女学院の殺人』ジュリー・ペリー
『母の記憶に』ケン・リュウ
『書架の探偵』ジーン・ウルフ

何か忘れていたら書き込んでください。
あと僕とo川さんしか書き込んでいませんが2017年新刊感想を参考にしてもよいかもしれません。

[92] RE:文春ミステリーベスト10 Name:m谷 Date:2017/10/31(火) 13:27
海外一位
「ジャックグラス伝」
冒頭の読者への挑戦で犯人の名が明かされる。しかしだからこそ二話では犯行方法が、三話では動機が分からない。そこにSF要素を組み込み、納得のいく解決をしている。ミステリ寄りのSFミステリ


他は思いつかなかったのでとりあえずこれで


[95] RE:文春ミステリーベスト10 Name:DASU Date:2017/11/02(木) 21:09
私の性格上国内しか読んでいない(読めていない)ので…
第1位『禁じられたジュリエット』
第2位『ディリュージョン社の提供でお送りします』
第3位『開化鐡道探偵』
第4位『双蛇密室』
第5位『狩人の悪夢』
第6位『七人の名探偵』
第7位『探偵さえいなければ』

とりあえずこんな感じです。他にも何冊か新刊を読んだ気がしましたが取り立ててここに載せる必要はないと思いました。

[97] RE:文春ミステリーベスト10 Name:I藤 MAIL Date:2017/11/02(木) 23:17
文春に送るときに参考にするのでできれば寸評を書いてほしい。こんな感じで。

(国内)もっと読みたかった……。

1位『双蛇密室』早坂吝
この構図は早坂吝にしか描けない。
2位『狩人の悪夢』有栖川有栖
ロジックがいい、それに尽きる。
3位『巨大幽霊マンモス事件』二階堂黎人
密室殺人の構図は上手。ただしアンフェア感は残る。
4位『屍人荘の殺人』今村昌弘
クローズドサークルの設定を利用したトリックはうまい。僕は嫌いです。
5位『マツリカ・マトリョシカ』相沢沙呼
これも密室。人が死なないことがトリックに活かされていてグッド。
6位『ブルーローズは眠らない』市川憂人
前作と比較してフェアではないがSF設定を活かしたトリックはさすがにお見事。
7位『血縁』長岡弘樹
伏線がピリッと効いた短編集。
8位『浜中刑事の迷走と幸運』小島正樹
倒叙物でハウダニット一本勝負。分量の割に……という気がした。
9位『ドローン探偵と世界の終わりの館』早坂吝
フェアプレイを置き去りにしたメインのネタは一読の価値あり。密室もよい。
10位『NO推理、NO探偵?』柾木政宗
ここまでやり切ったことは評価に値する。

(海外)特になし。ジャックグラス伝と13.67は読みたかった。

[98] RE:文春ミステリーベスト10 Name:T谷 Date:2017/11/02(木) 23:24
(国内)
1位『狩人の悪夢』有栖川有栖
安定感があって面白かったです。もう少しコンパクトだともっと良かったと思います。
2位『双蛇密室』早坂吝
素直に驚けたのは良かったです。ただ、言い訳がましい部分がその素直に驚けた部分の良さを半減している気がします。
3位『ブルーローズは眠らない』市川憂人
素直に驚けた部分と納得できない部分がありました。
4位『血縁』長岡弘樹
犯人が分かっても、ゾクッとする要素があるのが上手だと思います。

(海外)
読んでないです。

今回、ミステリ且つある程度面白かった作品にだけ投票した結果、4作品になってしまい悲しいです…。


[99] RE:文春ミステリーベスト10 Name:syaiha Date:2017/11/02(木) 23:59
1屍人荘
設定が好きです
2悪魔を憐れむ
ポルターガイストの話が二転三転して面白かったです
3狩人の悪夢
推理が好きです
4少女は夜を綴らない
エンタメ性が高かった。
5黙視論
ハートウォーミング系。伏線が割と細かい。
6上海殺人人形
最初の話のトリックは滅茶苦茶面白いです。
7白霧学舎探偵倶楽部
青春系。推理が少し強引すぎる気がします。
8盤上の向日葵
将棋×社会派ミステリ 将棋部分は面白かったです。
9救ってみろと放課後は言う
青春系。オチが良いです。
10ワルツを踊ろう
「最凶最悪のどんでん返し」でした

[100] RE:文春ミステリーベスト10 Name:o川 Date:2017/11/03(金) 00:01
1.禁じられたジュリエット
賛否は両論あるかもしれないけれども、「毒にも薬にもならない」という評価から最も遠い作品がこの作品。こんな作品をよく世に出せたという気概を評価して1位に。最後の暗誦シーンがめちゃくちゃ熱い!


2.ブルーローズは眠らない
この作品では「犯行動機」、「叙述トリックの扱い方」、「謎の魅力」の3点を特に高く評価したい。作品の構成としては『邪魅の雫』を想起させられた。『邪魅の雫』も邪魅の雫という毒薬が犯人に犯行を起こさせるというある意味その毒薬自体が主人公的な話だが、この物語も青いバラがジャスパーを連続殺人犯にしてしまったという点では共通性がある。そして、まるで、ブルーローズこそが全ての犯人を操っていたかのように最後にジャスパーをブルーローズが殺害する。タイトルにも冠している通り「ブルーローズ」こそが本作の主人公であり、真犯人であったのではないか、エリックやアイリスも青いバラに操られていたに過ぎなかったのではないか、と考えさせられて非常に面白い。フランキー博士の青い薔薇に対しての「一言目に『美しい』と口にしたものは誰もいなかった。(略)人は美より先に恐怖を感じてしまうらしいな」というセリフが蘇る。題もこの題以外あり得ない。

3.屍人荘の殺人
ロジックもストーリーも両方とも面白く、ミステリを読む人には勿論、読まない人にも薦めたい作品。大体ミステリ読者なんていうものはどんな真相でももう驚かなくなってきているけれども、この真相には驚くこと間違いなし。ホラーサスペンスとしても面白い。

4.探偵が早すぎる
「探偵が殺人事件を未然に解決する」といったアイデア自体は珍しくないのですが、それにもかかわらず不思議と独創性・新規性を感じてしまう。「いかにして事件を未然に防ぐのか」という問題のその処理の仕方がスマートすぎて、読んでいて素直に面白い。

5.Y駅発深夜バス
特に「九人病」が秀逸。ただ幻想小説とミステリの融合デあるだけでなく、技巧的にすごく良く出来た作品。

6.開化鉄道探偵
時代物はあまり得意ではないけれども、すごく読みやすかったので時代ものが苦手な人には是非読んでほしい。ミステリにおいて探偵がなぜ謎を解くのかというのはとても大事なんだけれども、「日本を発展させるために謎を解く」というこの設定がすごく良い。
あと、キャラクターが皆カッコよくて熱い場面が多い! 少年漫画が好きな人にもオススメ。「あとがき」も良い。

7.滑らかな虹
ミステリとしても完成度が高いが、何より評価したいのはそのキャラクターの描き方。読み手によってある伽rファクターが善人になったり悪人にもなったりして、読む人それぞれによってキャラクターを自由に解釈できるこの「ゆとり」があるのがすごく良い。

8.悪魔を憐れむ
本格的なホワイダニット。心理を読み解いていく過程はまさに職人技。会話ややり取りがコミカルな分かえって重たく、短編集ながら読み応えがある。

9.ひとり吹奏楽部
ミステリ要素は薄いけれども青春小説として傑作。ミステリの核となる事件部分だけでなく、その周辺を描いた小説として素晴らしい出来だった。作者のビジネスマンとしての知見も生かした短編集。

10.紅城奇譚
戦国時代の乱世を舞台にした時代ミステリの連作短編集。謎の魅力も抜群でロジックもしっかりしている。単なる時代小説+ミステリにとどまらず「もうひとひねり」加えてきているところもポイントが高い。

[海外]

今年の海外はかなりハイレベルだった。正直なところ、国内と海外を分けなければ上位5位は海外が独占するレベル。今年の海外は本当にすごかった。

1.雪と毒杯
雪の山荘ものでオーソドックスな本格ミステリ、だけでなくコージーミステリ的な側面もある一冊。でっかいトリックが2つも使われていて、なかなか読みごたえがある。設定も話の運び方ももはや名人芸で、圧倒的。リーダビリティが高いだけでなくミステリとしても一級品。

2.黒い睡蓮
読書というよりも最早イリュージョンといった方がいいかもしれない。ミステリとして、物語としてその美しさに打ちのめされる。翻訳ものとは思えないくらい文章は読みやすく、ある「仕掛け」も抜群の味。ラストも胸熱。

3.湖畔荘
これほど読むのが辛かった話はない。読みにくかったのではなく、読み終わってしまうのが嫌だった。ずっと読んでいたいと思わせる作品。特に悪役をただの悪役として描かずに、単純な勧善懲悪ものになっていないところが良い。悪役に感情移入してもかなり楽しめる。とにかく読み終わってしまって寂しいの一言。翻訳者の技量もすごい。

4.東の果て、夜へ
黒人社会のクライムミステリ。話としては非常に面白かったのだけれども、主人公の造形に疑問を感じてこの順位に。情景描写は綺麗で、ラストの余韻も素晴らしい。とても印象に残った作品。

5.13・67
濃い。とにかく濃い。社会派ミステリ、本格ミステリ、エンターテイメントどの方面から見ても一級品のあまりにも濃厚な一冊。香港という町についての知見も深まる。


6.キリング・ゲーム
刑事と犯人の視点が交互に語られるミステリ。クライマックスでガンガン読ませてきて、読み終わっても続きがすぐに読みたくなる。

7.スティール・キス
家電を操作して殺人を起こし、それを科学捜査で追うという面白い設定。さすがともいうべき職人技によって語られる本格ミステリ。

8.渇きと偽り
探偵役が憎まれているオーストラリアを舞台に、現在と過去を振り返りながら探偵が自分のアイデンティティを取り戻していく。伏線の張り方が秀逸で、これでもかこれでもかと回収されていく様は圧巻。舞台設定がラストに綺麗に生かされているのも素晴らしい。

9.悪魔の星
ゲームを取り入れたミステリはたくさんあっても、「ここまでゲームを機能させているのか!」とここまで唸らされるのは今までになかった。後半はミステリとして非常に優秀。

10.聖エルドレダ女学院の殺人
少女達たちが大人相手に芝居を続けていくのが可愛い。推理に恋に友情に、盛りだくさんな一冊。


[63] 書籍交換会について Name:F本 Date:2017/09/25(月) 18:04 [ 返信 ]
11月初めに書籍交換会を開催します。日時は11月3日、4日、5日いずれかで、19時〜21時を考えています。場所については参加人数を見て決めたいと考えています。
参加される方は参加可能な日を書き込んでください。


[72] RE:書籍交換会について Name:sora Date:2017/10/09(月) 14:04
今のところどれでもいいです

[73] RE:書籍交換会について Name:DASU Date:2017/10/09(月) 16:50
金曜日なら確実に行けます。
土日はどちらかは必ず行けるんですがどっちになるかわかりません

[74] RE:書籍交換会について Name:Y中 Date:2017/10/10(火) 16:37
出来れば土日がいいです。

[75] RE:書籍交換会について Name:I藤 Date:2017/10/14(土) 22:41
4日と5日は参加できます。

[76] RE:書籍交換会について Name:T谷 Date:2017/10/14(土) 22:47
今のところいつでも大丈夫です

[78] RE:書籍交換会について Name:岩mt Date:2017/10/16(月) 22:05
今のところ3日と4日は行けます。

[80] RE:書籍交換会について Name:I嵜 Date:2017/10/20(金) 13:57
今のところいつでも大丈夫です。

[81] RE:書籍交換会について Name:rn Date:2017/10/21(土) 09:25
土日は参加できます。

[82] RE:書籍交換会について Name:syaiha Date:2017/10/21(土) 11:03
いつでも大丈夫です。

[84] RE:書籍交換会について Name:ヌマ Date:2017/10/23(月) 08:40
土日どちらかなら行ける

[85] RE:書籍交換会について Name:ヌマ Date:2017/10/23(月) 09:53
ごめん、やっぱ予定入りそうだから無しで

[86] RE:書籍交換会について Name:谷崎 Date:2017/10/23(月) 14:35
どの日でも大丈夫ですが、5日なら嬉しいです。

[90] RE:書籍交換会について Name:F本 Date:2017/10/26(木) 23:58
書籍交換会の日程についてですが、11月4日(土)にします。
参加人数についてですが、F本、sora、DASU、Y中、I藤、T谷、岩mt、I嵜、rn、syaiha、谷崎(敬称略)の11名を予定してます。
変更がある方は掲示板に書き込むか、F本まで連絡ください。

[93] RE:書籍交換会について Name:F本 Date:2017/11/01(水) 18:41
書籍交換会の本について原則一人一冊で和書の小説でお願いします。
持参する際は中身がわからないようにしてください。

[96] RE:書籍交換会について Name:F本 Date:2017/11/02(木) 21:20
連絡が遅くなり申し訳ありません。書籍交換会の日時についてお知らせします。
11月4日19:00から「珀や 大通南1条店」において行います。参加費は一人2980円です。
参加される方は18:45に大通駅南改札口前に集合してください。

[94] 10/30例会 Name:I藤 Date:2017/11/02(木) 10:56 [ 返信 ]
10/30
『朱元璋 皇帝の貌』小前 亮
明朝初代皇帝の朱元璋を描いた歴史小説。
歴史小説に抵抗がある人も読みやすいものになってます。
朱元璋の心理面の変化が上手に描写されています。
平均点 84点
 
『ひらいたトランプ』アガサ・クリスティ
クリスティの長編。ブリッジの最中に殺人事件が起きます。
ポアロが心理から犯人を特定するのがなかなか面白いです。
最後に意外な真相もあってよいです。
平均点 87点


11/6
『黙視論』一肇(新刊)
『狩人の悪夢』有栖川有栖(新刊)

11/13
『雪と毒杯』エリス・ピーターズ(新刊)
『ブルーローズは眠らない』市川憂人(新刊)

11/20
『ラッシュライフ』伊坂幸太郎(新入生本)

[18] 2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/10(月) 23:30 [ 返信 ]
2017年度に出版された本の感想を書いていってください。

[19] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/10(月) 23:32
『明治乙女物語』(滝沢志郎)
今年の松本清張賞受賞作ということで、店先でふっと見かけたので購入。
明治の高等師範学校に通う女学生を描いた作品という前評判を聞いていて非常に楽しみで、高等師範学校女子部を舞台にした少女たちの青春小説――なのかと思って読んでいたら、次から次へと実在人物が登場し、その実在人物たちが虚構の物語と大テーマを織り上げるという、良い方に予想外な新人離れした作品。
高等師範学校で学ぶ少女たちが鮮明に描かれていて見事。どう読んでも嫌いになれないように描かれている。
森有礼を中心人物に持ってきた小説というのも珍しい。明治の風俗描写も丁寧で好感が持てます。


[20] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/10(月) 23:49
『Y駅発深夜バス』(青木知己)
表題作「Y駅発深夜バス」は著者の初めてのミステリ。運行していないはずのバスに載り、主人公が摩訶不思議な光景に遭遇する。

「猫矢来」は女子中学生が主人公の物語。ちょっととぼけたユーモアがありつつ、一方では主人公の身に明らかに不穏なことが迫っている雰囲気で、しかし具体的にはなにが進行しているのかよくわからない、というミステリです。なにが起きているのか、推測しながら読み進めてみてください。

「ミッシング・リング」は、指輪を盗んだ犯人を当てる〈読者への挑戦〉つきミステリです。難度はそれほど高くなく、推理しようとすれば当てられるようになっているのでぜひ挑戦を。犯人指摘に関係ない伏線が律義にはられているのが好き。「犯人はAだ」と指摘するだけでなく、「A以外が犯人でないのはどうしてか」がしっかり描かれているのも◎

「九人病」は、最も印象に強く残った作品で、収録作の中で一番読んでもらいたい短編。「怪奇小説と謎解きの融合」と一口に行ってしまえばそれまでですが、非常に技巧的に優れていて、いつ読んでも「ああ、うまいなあ」と思ってしまう。

五編目「特急富士」は「特急夕月」(夏樹静子)へのオマージュ。死体をめぐってふたりの男が右往左往する、ブラックなユーモアのきいた作品。ラストが鮮やかに決まっていて、単なるオマージュにとどまらない著者の渾身の一作。


[21] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/10(月) 23:58
『最愛の子ども』(松浦理英子)

一番最初から会話文が抜群に素晴らしすぎて、序盤から傑作確定。“家族”をめぐる“わたしたち”の妄想は物語となり、やがて何物にも替え難い伝承へと昇華する。三人の女子高生の関係性についてのお話であることは勿論、コミュニティのなかで物語を大切に育んできた“わたしたち”の愛の物語でもある。


[22] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/11(火) 00:05
『鎌倉香房メモリーズ5』(阿部暁子)
<鎌倉香房>シリーズの最終巻。大団円でとてもよい。第一話からすでに素晴らしい。読み終わった後に表紙を読むとさらに幸せになれる。シリーズを重ねて行くたびにどんどん作者の技術がうまくなっていくのが分かって本当に良かったと思える。
香道の手順がすごくきちんと描かれていて勉強になります。

「縁側からさしこむ、春の明るい予感に満ちた陽光が板敷きの廊下を照らしていた」
「遠くに海が見える窓からあたたかい午後の光がさしこんで、わたしは目を細めた。ああ、春だ」
「まだにぎやかな街の上空で、潮がひいていくように昼の気配が薄れ、青い夜が広がる。紫陽花のような青紫色の空を、金色をおびたクジラのような大きな雲が渡っていく」
という描写からも分かる通り、風景描写がとても上手い。朝井リョウや梓崎優と匹敵するほどの風景描写の名手。


[23] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/11(火) 00:14
『エプロン男子 今晩、出張シェフがうかがいます』(山本瑤)
予想以上に良い作品。イケメンシェフが登場するだけの作品かと思いきや、疲れ果てた女性たちが次第に自分を取り戻していく過程をしっかり描いた良作で、設定に非現実的なところもあるけどそれも上手く活かされている。勿論料理が登場するんだけど、その料理がちゃんとストーリーにしっかり関わってきて単なるグルメ小説に終わっていない。だからこそ面白い。
二部構成だけど特に良いと思ったのが第二部の主婦の話。続編が出たらぜひ買いたい。
しっかり自分の部屋を整理してご飯をちゃんと食べましょう。


[24] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/07/11(火) 00:19
『あとは野となれ大和撫子』(宮内悠介)
「ヨハネスブルグの天使たち」の続きが読みたいな〜と思っていたらその願望を保管してくれたような作品。宮内先生の特徴がうまく生かされていて、所謂"この作者にしか描けない"という表現がぴったりな作品だと思います。表紙や装丁もいい。


[30] RE:2017年新刊感想 Name:I藤 Date:2017/08/10(木) 15:27
早坂吝の『ドローン探偵と世界の終わりの館』読み終わりました。
読み終わった直後は微妙な気がしましたが、トリックはなかなか大掛かりで悪くは無いんじゃないでしょうか。
ドローンを使った視点が巧妙です。しかし、用いられ方が地味です。
読者が推理できるかは微妙。軍配はやはり『双蛇密室』にあがります。

[46] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/08/29(火) 02:05
『黄泉がえりの町で、君と』(雪富千晶紀)
箸休めのつもりでぱらぱらしてたら続きが気になって一気に読んでしまった。
ミステリ的な書き方をしたホラー小説で、かつ青春小説の甘酸っぱさも含んでいる。この辺のジャンルがごちゃっとしているのに否定的な人もいるかもしれないけど、こういうジャンルミックスがすごい得意そうな作家だなあという印象を受けました。物は試しに一冊読んでみては?


[47] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/08/29(火) 02:09
『正解するマド』(乙野四方字)
愉快なのにゴリゴリのメタSFで意表を突かれた。
ノベライズが書けなくて苦しむ日常を描いた前半が好き。


[53] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/09/03(日) 00:45
『彼女たちはみな、若くして死んだ』(チャールズ・ボズウェル)
多くのミステリ作家・編集者たちから絶賛の声しか聞かないので面白そうと思って購入。期待通りにめちゃくちゃ面白い。内容が面白いのは勿論のこと、最高なのはその語り口。事実だけを淡々と物語るその口調が最高です。本当にノンフィクションなのか?と疑うほど読まされる珍事件の連続で「ミステリに変革をもたらした、現代にも通ずる不朽の犯罪実話集」という川出正樹さんの解説のタイトルがすべてを物語っている。「事実は小説よりも奇なり」を体現した犯罪ノンフィクション集。


[56] RE:2017年新刊感想 Name:I藤 Date:2017/09/09(土) 23:16
詠坂雄二『T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか』読み終わりました。
孤島に映画製作のロケハンに向かった六人が、次々と怪死を遂げていきます。そしてその一部始終は映像に残っているのです。
ノンフィクションの体裁で物語は進んでいくのですが、「前説」で、「本書が提示する犯人に伺いを立てた結果、出版の許可がいただけた」とあり、「その人物は現在も存命である」と言い切ってしまうのがなかなかユニークです。
そして、事件の真相は、なんというか、まっとうなものではありません。フェアな推理とか、そういうものではないです。
ミステリというよりかは名探偵小説と呼ぶのが正しいでしょう。
名探偵というものに対して小難しいことを考えるのが好きな人は読めばよいのではないでしょうか。

[57] RE:2017年新刊感想 Name:I藤 MAIL Date:2017/09/09(土) 23:34
柾木 政宗『NO推理、NO探偵?』読み終わりました。
第53回メフィスト賞受賞作です。
女子高生探偵・アイちゃんが催眠術で推理できなくなったところから物語は始まります。推理ができなくなったアイちゃんは、様々な手段で事件を解決していきます。最後に推理力を取り戻したアイちゃんが遭遇した事件を推理を用いて再検討していくのだが……、的な話です。
とりあえず、寒いギャグと文章の読みづらさが気になりすぎますが、こんな作品もあるんだという意味で、一読の価値はあります。ただし、肝心の推理があまり質が良くないのが何とも言えないです。これなら、推理が無い最初のパートの方がミステリとして面白いような……。
ここまでやり切ってメフィスト賞に投稿したことは評価できます。そんな作品です。

[61] RE:2017年新刊感想 Name:I藤 Date:2017/09/15(金) 02:30
二階堂黎人『巨大幽霊マンモス事件』読み終わりました。

ロシア革命後のシベリア奥地で<商隊>と呼ばれる一団が、二つの密室殺人に遭遇します。マンモスはおまけです。
「ロシア館の謎」(『ユリ迷宮』に収録)の続編となっており、こちらを先に読んでおく方がよいでしょう。

ふたつの密室トリックは、シンプルで秀逸です。特に二つ目は、THE・奇想。
ただし、個人的には明らかにアンフェアな部分があるので、皆さんの意見も聞きたいところです。


[68] RE:2017年新刊感想 Name:I藤 Date:2017/09/27(水) 20:53
市川憂人『ブルーローズは眠らない』読み終わりました。
今作では題の通り青いバラがテーマです。蔦で覆われた温室での密室殺人です。
密室が一度破られ、そして再び封されるのですが、その理由はなかなか良かったです。
大がかりな、しかし使い古されたあるネタがこの作品には仕込まれていますが、それはあんまりフェアではなかった気もします。

前作に比べて完成度は前作が上だなと個人的には感じました。しかし今年の新刊を読む上では外せないです。


[91] RE:2017年新刊感想 Name:o川 Date:2017/10/27(金) 11:42
『雪と毒杯』(エリス・ピーターズ)
期待しかなかったがその期待にたがわず面白かった。雪の山荘ものでオーソドックスな本格ミステリ、だけでなくコージーミステリ的な側面もある一冊。でっかいトリックが2つも使われていて、なかなか読みごたえがある。
雪を巧く利用したラストも面白い。


[88] 10/23 例会 Name:I藤 Date:2017/10/26(木) 10:22 [ 返信 ]
10/23
『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル
THE・名探偵、ホームズの短編集です。
皆さん「まだらの紐」初読時のインパクトが強かったみたいです。
ホームズの推理力すげーってやる本ですね。
平均点 78点

『学ばない探偵たちの学園』東川篤哉
鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ一作目です。学園で密室殺人が起きます。
密室講義らしきものもあります。
密室の真相を許せるかどうかで評価が変わるみたいです。


10/30
『朱元璋 皇帝の貌』小前 亮
『ひらいたトランプ』アガサ・クリスティ

11/6
『黙視論』一肇(新刊)
『狩人の悪夢』有栖川有栖(新刊)

[83] 11月場所 Name:syaiha Date:2017/10/21(土) 11:05 [ 返信 ]
11月の場所は
6,13,20,27 →集会室5

[79] 10/16 Name:I藤 Date:2017/10/18(水) 19:18 [ 返信 ]
10/16 秋新歓二週目です。先週から引き続き来てくれた人に加えて新たに二名の見学者が。
『天盆』王城夕紀
『青の数学』の作者のデビュー作です。
「天盆」という架空の盤戯を中心に物語が展開していきます。
王道という意見が多数。
結末は賛否両論でした。
平均点 80点

『不連続殺人事件』坂口安吾
坂口安吾の探偵作家クラブ賞受賞作です。
とにかく付記での安吾の煽りっぷりを楽しむ小説です。
付記が付いているものを読みましょう。
推理方法が面白いという意見がありました。
平均点 81点

10/23
『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル
『学ばない探偵たちの学園』東川篤哉

10/30
『朱元璋 皇帝の貌』小前 亮
『ひらいたトランプ』アガサ・クリスティ

[77] 2017合宿課題本 Name:I藤 Date:2017/10/16(月) 08:22 [ 返信 ]
遅くなりましたが。
『虚無への供物』中井英夫
三大奇書の一つ。
どこからアンチミステリに切り替わったのかについては様々な意見が出ました。
ほかにも現実と虚構の混ざりがすごいという意見、動機が文学という意見が。
平均点 82点

『ディスコ探偵水曜日』舞城王太郎
舞城王太郎の記念碑的傑作、SFミステリ。
パインハウスのの謎解きが面白い。
第一部が舞城特有の疾走感がなく読みづらいという人が多かったです。
平均点 84点

[71] 10/2例会 Name:I藤 Date:2017/10/04(水) 22:34 [ 返信 ]
10/2 秋新歓はじまりました。見学者が二人、来てくれました。
 
『名探偵傑作短編集 法月綸太郎編』法月綸太郎
「背信の交点」が一番人気でした。真相の反転、及びミスリードが鮮やかです。
「都市伝説パズル」は評価が分かれてましたね。謎は魅力的です。
ミステリ初心者も楽しめる一冊となっています。
平均点 85点


『少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 』一肇
親友の撮った映画の謎を追う青春エンタメ。「新ミステリー」という謎の煽り文句。
主人公の妄想癖がもっと過激でもよかったのではという意見が多かったです。
ミステリではないという意見が多くありましたが、個人的にはミステリです。
平均点 80点

10/9 祝日のため例会はありません。

10/16
『天盆』王城夕紀
『不連続殺人事件』坂口安吾

10/23
『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル
『学ばない探偵たちの学園』東川篤哉


[4] 2017合宿 Name:T谷 Date:2017/06/06(火) 18:18 [ 返信 ]
10月7日(土)〜9日(月)に合宿を行います。グループLINEに入っている方は、参加か不参加か教えて欲しいです。入っていなくて参加したい方は掲示板に書き込んでください。帰りは9日(月)のお昼くらいになると思います。

[15] RE:2017合宿 Name:T谷 Date:2017/07/04(火) 17:40
合宿が、小樽のパインハウスというところに決まりました。
参加予定だけど確定ではない人は、キャンセルの場合、9月14日(木)までにT谷に伝えてくれればキャンセル料は発生しません。
前日・当日にキャンセルした場合は確実にキャンセル料が発生するので注意してください。

参加希望と言ってなかったけど参加したい!という方は若干名なら大丈夫なので、いらしたら出来るだけ早く教えてください。

[70] RE:2017合宿 Name:T谷 Date:2017/10/04(水) 06:44
合宿の詳細です。

【料金】
宿代→10000円
食費→5000円
電車代→1280円
バス代→440円
温泉代→650円
計17370円です。
・一応2万円くらい持ってきて貰えると安心だと思います。
・小樽観光したい人がいたら、更に各自多めにもってきてください。

【持ち物】
・お金(20000円)
・タオル
・バスタオル
・着替え
・洗面道具
・寝巻き
最低限こんな感じでしょうか。
普通に旅行するときの持ち物で大丈夫です。
※お風呂ついてます。入浴は23時まで。翌朝は6時からです。
※ドライヤー・石けん・シャンプー・垢こすりは宿にあります。
※寝巻きとバスタオルは忘れないでください。

・日程
【7日】
買い出し班→K林・I藤・Sora・T谷・F本(敬称略)
13時半→札駅ミスド前集合
13時43分発の小樽行き快速列車乗車
長崎屋というスーパーで買い出します

買い出し行かない班→o川・m谷・syaiha・I嵜・岩mt・DASU・Y中(敬称略)
14時半→札駅ミスド前集合
14時43分発の小樽行き快速列車乗車
15時15分くらい→小樽駅下車

15時45分→朝里川温泉方面バス乗車
木工団地下車
・大体16時くらいにチェックインになるかなと思います。
・晩御飯はおそらくカレーです。

【8日】
・昼間は観光に行くのもよし、ボードゲームをするもよしです。
・徒歩で湯の花に行きます。
・晩御飯はおそらくバーベキューです。

【9日】
・10時にチェックアウトなので、それまでにパインハウスを出ます。
・そのまま札幌駅に戻って解散になります。
・昼前には解散になると思います。



[ HOME掲示板TOP一覧表示ツリー表示トピック表示新規投稿記事検索記事修正・削除携帯用URL管理用 ]
11件〜20件(全46件)  245       <RSS>    【管理者へ連絡


無料レンタル掲示板・日記・ブログ Progoo